おはようございます。
今日もどんより曇り空。
でも、こんな日はゆっくりとした
気持ちで過ごせそうな気がします。
お待たせしていましたオールドキリムの
クッションカバーが本日、トルコより届きました。
今回は夏らしくストライプ柄を中心に
珍しい花柄なども集めてみました。
この3点は同じキリムで、トルコのエーゲ海沿い、バルケシールの遊牧系のキリムです。
ジジムのモチーフはいろんな説がありますが、
櫛や農具など生活に関係あるものを表していると思います。
1960-70年代のものと思われます。
下のキリムは東部シバスのキリムで、
日常的に使う目的に作られた大きな
キリムです。。
1950-60年代のものと思われます。
上のキリムは地中海沿いのアンタルヤのコルクテルという高原のもので、
やはり遊牧系の住民の織物です。
ジジムのモチーフは羊の角と言われるもの、また櫛や農具を表しているものです。
コルクテリのキリムはラクダの毛
(背中と胸毛の一部からしか糸は取れませんので貴重です)と、
赤やオレンジ、黄色に染めた羊の毛を交互に織りこむのが特徴です。
1960-70年代のものと思われます。
モルドヴァ共和国のキリムで、
一時期トルコへ大量に入ってきたため、トルコで流通したものです。
東ヨーロッパの影響を受けているので、
偶像崇拝が禁止されているイスラム圏のトルコなどと違って
、古い時代から具体的にモチーフを描くことができました。
お花はモチーフとして取り入れやすかったのだと思います。
地は黒かこげ茶系の色を使い、お花も細かいタイプではなく、
大柄な花のモチーフを使っています。年代は1950-60年代。
同じストライプでも、地域により色遣いやジジムのモチーフに
特徴があるところが面白い。
趣のあるオールドキリム、是非眺めてみてください。
3950円です。
雨が降りそうですね。
お気をつけて行ってらっしゃいませ。
それでは、また。
CALICO 綾部